[DIY]フルカラーとかコスモワイド21とか

注意
ケーブル・配線の変更を行うような工事は、電気工事士免許が必要です。(感電、漏電や火災などを発生させない安全な工事を行うためであり、法律でも定められています)
電気工事士免許がない場合は、自分でやろうとせず、電気店などにに工事を依頼しましょう!

新しいコンセントに交換したい

昭和時代に建設された古い家のコンセントは今も十分使えます。(部材に刻印されているメーカーが「National」と言う時点で相当古いですね)


古いタイプのコンセント

しかし、汚れたり黄ばんだりしているので、化粧プレートを入れ替えてみました。

化粧プレートを外した所

取付枠は十分きれいですね。では、ここにホームセンターで購入してきた新しい化粧プレートをはめてみましょう。

新しい化粧プレートを装着…

うぅ、元々のコンセントの古さと化粧プレートの新しさの差が露骨に出てしまっています。そして、微妙な隙間が…。

こういう事になってしまうので、コンセント・取付枠・化粧プレートをまとめて取り換える方が見栄えはよさそうです。(ただし、コンセントの入れ替えは配線工事が必要なので、電気工事士免許が必要になります)


部材の調達

コンセントやスイッチを交換するために、ホームセンターなどに行くと様々な部材が並んでいます。この辺りの部材はたいていPanasonic製ですね。(他のメーカもあるのだろうか?)

様々な部材

金属性のもの、プラスチックのもの、一体化されたもの、色味が少し違うもの、値段が微妙に違うものそれぞれ色々あります。

『プレートはこの色が良い、取付枠は見えないから安めの物でいいや!』と適当に調達すると、私の様に失敗しますので、部材の種類について押さえておきましょう!

フルカラー

フルカラー』というのはPanasonicの電設資材シリーズの一つです。

Panasonic社のページによると『1971年から長く親しまれている…』となっているので、歴史は長いですね。形状とかも、いわゆるスイッチ・コンセントと言ったらこれだと言った感じです。

フルカラーシリーズ

見分け方

ホームセンターなどに売っている化粧プレートは若干クリームろいうかベージュっぽい色が強い感じがありますが、色はバリエーションがあったりするので、色で見分けるのは危険です。(そもそも取付枠などには当てはまりませんので…)

箱に記載されているシリーズ名

部材はたいてい何個かまとまって箱に入れられていて、それが箱売りされていたり、バラ売りされています。

箱に記載のシリーズ名

箱には確実にシリーズ名が記載されているので、それを確認して買えばいい…のですが、バラ売りの場合、たまに全然別のシリーズの部材が間違って置かれている場合があるので、完全には信用できません…。

部材の刻印

部材には大抵シリーズ名や型番が刻印されています。

部材の刻印

部材に刻印されているシリーズ名を確認すれば、まず間違いはないのですが、はっきり見える場合もあれば、非常に見辛かったり、見つけにくい場合があるのが難点です…。

型番

ホームセンターなどで売られている場合は必ずバーコードと一緒に型番が印刷されています。(ネットショッピングでも型番は必ず表示されています)。

フルカラーシリーズの型番は、必ず「WN」で始まります。

型番

フルカラーシリーズの部材で揃えたい場合は、型番が「WN」で始まるもので統一すれば良いという事になります。


コスモシリーズワイド21(コスモワイド21)

コスモシリーズワイド21』(コスモワイド21)というのもPanasonicの電設資材シリーズの一つです。

Panasonic社のページによると『住宅配線器具のスタンダード』となっていて、最近はこちらがメインでしょうか。

コスモシリーズワイド21

上の写真の右側はフルカラーシリーズと見た目はほぼ同じです。左側は大きなスイッチ(ハンドル付)になります。

取り付け枠は良く似ていますが、はめ込むスイッチの爪の間隔が違うので、区別はしやすいかと思います。(逆に言えば、互換性はないのでそれぞれ用意する必要があります。

取付枠の爪の間隔の違い

以下は、フルカラーシリーズとコスモワイド21シリーズとの区別の仕方を記載します。

見分け方

ホームセンターなどに売っている化粧プレートは白色が強い感じがありますが、色はバリエーションがあったりするので、色で見分けるのは危険です。(そもそも取付枠などには当てはまりませんので…)

箱に記載されているシリーズ名

部材はたいてい何個かまとまって箱に入れられていて、それが箱売りされていたり、バラ売りされています。

ただ、バラ売りの場合、別のシリーズの部材が間違って置かれている場合があるので、完全には信用できません…

箱に記載されるシリーズ名
部材の刻印

部材には大抵シリーズ名や型番が刻印されています。

部材に刻印されたシリーズ名

プラスチックの刻印は見ずらかったりするのが、難点です…。

型番

ホームセンターなどで売られている場合は必ずバーコードと一緒に型番が印刷されています。(ネットショッピングでも型番は必ず表示されています)。

コスモワイドシリーズの型番は、必ず「WTF」で始まります。

型番

コスモワイドシリーズの部材で揃えたい場合は、型番が「WTF」で始まるもので統一すれば良いという事になります。


その他のシリーズ

Panasonic製の部材には、上記の他にも『アドバンス』シリーズ(型番が「WTA」で始まる)など別のシリーズもあり、また、この先も新しいシリーズが出てくる事があると思います。

色んなシリーズがある事を認識しておきましょう。


ごちゃまぜにするとどうなるの?

部材のシリーズを統一すれば、下記の様に問題なく組み合わせられます。

シリーズを一致させた場合

部材のシリーズをごちゃまぜにした場合、使えない事は無さそうですが、見た目がちょっと悪くなります。

シリーズが一致しない場合

フルカラープレート+コスモワイド21コンセントの組み合わせの場合、コンセントが飛び出しすぎてプレートが盛り上がった感じになり、コスモワイド21プレート+フルカラーコンセントの組み合わせの場合、コンセントの高さが足りずに隙間が出来てしまっています。


面倒な場合は…

種類を揃えるのが面倒だという場合は、コンセント・スイッチ、取付枠、化粧プレートがセットになったものも売っています。(バラで買うより、少しお高めですが…)

セット形式

まとめ

コンセントやスイッチを新しくしたい、化粧プレートを新しいのに交換したいという場合は、部材のシリーズを統一しましょうというお話でした。

また、しつこいようですが、下記の様な記載のある部材の施工(コンセントやスイッチのケーブルの脱着を伴う施工)は電気工事士免許が必要ですので、気を付けましょう。