目次
対象バージョン:Android Studio v4.1、Windows10
Kotlinについて
Android開発言語Kotlin
Google社がなぜKotlinをAndroidのサポート言語にしたかなどについては、公式のページを参考になるでしょう。
『Android での Kotlin の使用に関するよくある質問』
https://developer.android.com/kotlin/faq?hl=ja
「コードが簡潔に書ける」「機能が豊富」「より安全性が高い」と採用の理由が記載されていますが、個人的にはOracle社から訴えられた事が大きかったのではと思っています。爆弾(?)を抱えたままJavaだけをサポートし続けるにはリスクが高いのだろうと思います。
Kotlinでの開発のデメリット
現時点でJavaでの開発まるっとKotlinに置き換えて全く問題がないかと言うとそうでもないようです。
公式でも下記の様に既知の問題がある事が記載されています。
『Android Studio で Kotlin を使用する際の既知の問題』
https://developer.android.com/studio/preview/kotlin-issues?hl=ja
個人的には、上記以外にKDoc(Kotlin版JavaDoc)がデフォルトでサポートされていない事が不満です。
今あるデメリットも将来的には改善されていく事でしょう(願望)
Kotlinを学ぶ
この連載では、Kotlinの細かなコードの書き方については、説明はしない予定です。(説明しようにも、自分自身が初心者なので、正しく説明できる自身がないためです…^^;)
Kotlinについて勉強したいという場合は下記のリンクが参考になるかと思います。
『Kotlin プログラミング言語を学ぶ』
https://developer.android.com/kotlin/learn?hl=ja
※本当に基本的な部分について記載されています
『Learn Kotlin』
https://kotlinlang.org/docs/reference/
※「Documentation」の項目などで、基礎から学べます。
『Learn Kotlin by Example』
https://play.kotlinlang.org/byExample/overview
※実行可能なサンプルを元に各種機能の説明が記載されています。
『Kotlin のプレイグラウンド』
https://developer.android.com/training/kotlinplayground?hl=ja
※Kotlinコードお試し実行が可能なプレイグラウンド(遊び場)です。
上記の他にも、様々な人がKotlinについて公開しているので、参考になると思います。(丸投げ…^^;)
Android Studioでの開発
KotlinでAndroidアプリを開発するには「Android Studio 3.0」以上が必要になります。
この記事では、Android Studio 4.1を前提にしています。
下記から最新版をダウンロードできます。
https://developer.android.com/studio?hl=ja
個人的見解
Kotlinについて色々調べてみた個人的な見解としては、「あまり好きではないな…」です。
一番の理由は「簡潔に(短いコード)で記述できる」という部分です。
無論簡潔に記述できれば、コード量(タイプ量)も短くなるでしょう。しかし、個人的には、開発の肝は設計とテストとデバッグ作業だと思っていて、コーディングは設計に基づいてプログラム言語で表現するだけなので、多少簡潔に書こうがそれほど開発時間全体の短縮にはならないと思っています。
それよりも、可読性の高い・読みやすい言語の方が、設計書からコード化しやすいし、コードのデバッグやレビューをする場合の効率が上がると思います。
ただ、それは、自分がKotlinに慣れていないからとも言えるのですが…。
後は、KotlinもC言語も使いたいので、あまり高機能な言語に慣れすぎてもなぁ…というのがあります。
まぁ、そんな人間なので、この記事ではあまりKotlin固有の機能を駆使して…というのは期待しないでください。
それでもKotlinにする理由
率直に言えば、Google社が将来突然「Javaのサポートを打ち切ります」と言わないとも限らないから…^^;
それは置いておいても、KotlinベースのAndroidアプリ開発が将来必要になる可能性も高いので、そこで慌てても仕方がないので、ぼちぼち勉強していこうと思います。